どうも、ゆたかです。
今回は「ティーニニック蒸留所」について紹介していきたいと思います!
ちょっとマイナーですけど個人的にお気に入りの蒸留所なのでぜひ知っていただきたいです!
ゲール語で「荒地に立つ家」の意味を持つこちらの蒸留所は1817年に北ハイランドのティーニニック城を改築して造られました。
“荒地に立つ家”だとか”元々お城だった”とか、なにかと厨二心をくすぐってきますね。
そんなティーニニック蒸留所、生産量はとても多いのですが、その多くがブレンデッド用に製造されるためシングルモルトとしてのリリースは多くありません。代表的な銘柄としてジョニーウォーカーのレッドラベル(通称ジョニ赤)があります。
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前置きはこんなところで、歴史についてみていきましょう!
1817年にヒュー・ムンロによって設立された蒸留所は1932年までの長い間家族経営によって運営されましたが、その後ディスティラーズ社(DCL社)に売却されました。ディスティラーズ社はこの後買収や合併により、ユナイテッドディスティラーズ社(UD社)、ディアジオ社と名前を変えますが現在に至るまでティーニニック蒸留所を所有し続けています。
1970年には新しいスチル6基の導入と同時に新しい蒸留塔ができ、こちらをAサイド、従来のスチル4基の蒸留塔をBサイドと呼ぶようになりました。
新入りの方がAなんですね。
今まで部活頑張ってたのに、後輩が入ってきた途端顧問の先生に
「君たち今日からBチームね!」
って言われてるようなモンですね、かわいそう。
命名も束の間、1984年にBサイドが閉鎖されます。翌1985年にはAサイドも閉鎖され、一旦全ての生産が停止してしまいました。
1991年にAサイドの稼働が再開しましたが、Bサイドは依然停止しており、1999年に取り壊されました。
なんとも切ない…でもちょっと旗揚げゲームみたいですね。
しかし2000年、新たな試みとしてマッシュフィルターを設置しました。
※こちらのマッシュフィルターはミドルトン蒸留所のものです。
これは大麦の糖化を行う設備であるマッシュタンの代わりに機械的にそれを行うための設備であり、スコットランドの蒸留所では2箇所しか採用していません。
このマッシュフィルターは、間に何十枚ものプレートが入っており、ここで均一に絞られることで麦汁とその他を効率よく分離できます。生産量の多いティーニニック蒸留所にもってこいの設備ですね!
2014年にはさらにスチルを増設し、パワーアップしたティーニニック蒸留所。戦闘力ぐいぐい上がってますよ。
さてさて、そんなティーニニック蒸留所の商品を紹介したいと思います!
ティーニニック 10年 (UD花と動物) 43度 700ml
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こちらは「花と動物」と呼ばれるシリーズのティーニニック10年です。ラベルにはネズミイルカが描かれているお洒落なボトルです。ネズミなのかイルカなのかはっきりして欲しい。
もともとUD社時代に同社が所有する蒸留所のモルトをシングルモルトとして発売したのが始まりだそうです。
このボトルはティーニニックらしいリンゴ、はちみつを真っ先に感じる甘くて美味しいウイスキーとなっております!「ティーニニックって名前は聞いたことあるけどどんな感じなんだろう」と思った方はまずこれを飲んでみることをおすすめします!
ティーニニックは基本的にボトラーからのリリースが多いですが、ボトルによってジンジャー系のスパイスが感じられたり、麦感をしっかり味わえたりするボトルがあるので、いろいろ試してみると楽しいですよ!
今回は「ティーニニック蒸留所」について紹介しました!
ではまた!
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