アランガールなので、一番最初のウイスキー関連の投稿はここしかないでしょ!と、いうことで今回は大人気アラン蒸溜所のご紹介です。
アラン蒸溜所(ロックランザ蒸溜所)は、1995年にスコットランドのアラン島にあるロックランザ村に設立された蒸溜所です。
アラン島には2022年現在、アラン蒸溜所とラッグ蒸溜所の2つの蒸溜所が存在しているんですけど、実は200年以上前は50以上の蒸溜所が存在していたそうです。
びっくりですよね
しかもほとんどが違法の蒸溜所、密造酒がたくさん作られていたとか…、当時アラン島で作られたウイスキーは「アランウォーター」と呼ばれ、品質も評判が高くとても重宝されていたそうな。
1837年には最後の合法な蒸溜所、ラッグ蒸溜所が閉鎖され、それから150年以上もの間、アラン島には新しい蒸溜所が建つことはなかったんですが、1990年初頭にハロルド・カリーという人物が動き出します。
シーバスブラザーズ社で代表を勤めるなど、ウイスキー業界での主要企業を経営してきた経験のあるハロルド・カリー氏、そんな彼が自身の醸造所を持ちたいと目をつけたのがアラン島でした。
ハロルド・カリー氏は2人の息子の協力も得ながら、現在で言うクラウドファンディングで資金を調達、そしていよいよ蒸溜所の建設が始まります。
順調に建設工事が進んでいくと思いきや、1994年の2月から5月まで建設が中断されます。
その理由は、なんと巣作りをするワシのため。
そして1994年12月にようやく工事が再開、1995年6月29日に操業を開始しました。蒸溜所が公式に開業したのが同年8月17日。アラン島にアラン蒸溜所が生まれた日ですね。
アラン蒸溜所はブレンド用の原酒づくりがメインではなく、シングルモルトとして飲むためのウイスキーをつくっている数少ない蒸溜所となっています。
ちなみに建設工事を中断する原因となったワシですが、アランのロゴにも実はいるんです。
ポットスチルの上に飛んでいる2匹のワシ
1994年に工事を中断させてから、今も住み続けているんだそうです。
さて、今回はアラン蒸溜所ができるまでをささっとご紹介しました。
まだまだアランについては話し足りないので次回もアランについて書こうと思います(笑)
それじゃ、バイバイ!
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